2023年2月14日(火)21時頃、2023年度公立高校入試の確定倍率が発表されました。

ただし、愛知県教育委員会が発表をした引用データにも記載がありますが、下記の通り注意が必要です。

 入試制度の変更により、推薦選抜等を一般選抜とは別日程で行うこととなり、昨年度の数値との比較が難しいことから、今年度については昨年度の数値を省略しています。

要するに、昨年度の倍率は推薦入試の志願者が含まれた倍率で、今回発表された倍率は単純に一般入試のみでの倍率のため、比較が困難ということになります。
※一応、昨年度の倍率を載せておきます。

高校名[2023年度]最終倍率[2022度]倍率
岡崎1.441.42
刈谷1.931.74
豊田西1.921.74
岡崎北・普通科2.312.11
岡崎北・理数科1.211.93
岡崎西2.302.42
引用元:https://www.pref.aichi.jp/uploaded/attachment/447859.pdf
  • 岡崎高校☛募集定員359名に対して志願者が516名であり、516名全員が第一志望です。359名は合格できますが、157名は落ちます。これが受験であり、競争です。定員の奪い合いです。
  • 刈谷高校☛募集定員350名に対して志願者が674名であり、662名が第一志望です。第二志望の12名が第一志望で合格すると仮定すると、350名は合格できますが、312名は落ちますシビアです。
  • 豊田西高校豊田西高校は豊田市のTOP高校ですが、岡崎高校や刈谷高校の第二志望校として出願されやすい高校です。事実、豊田西高校第一志望が402名に対して、第二志望が208名もいます。倍率が高くなる傾向にあります。
  • 岡崎北高校岡崎市内で岡崎高校を第一志望としている子は、一般的に第二志望はほぼ皆さん岡崎北高校だと想定されています。岡崎北高校第一志望が390名に対して、第二志望が246名もいます。倍率が高くなる傾向にあります。
  • 岡崎西高校岡崎市内で岡崎北高校を第一志望としている子は、一般的に第二志望はほぼ皆さん岡崎西高校だと想定されています。また、受験難易度を考慮すると第二志望校に設定されやすい高校です。事実、岡崎西高校第一志望が246名に対して、第二志望が何と455名もいます。倍率が高くなる傾向にあります。

 岡崎高校や刈谷高校は純粋に倍率通りの勝負だと考えて差し支えないと考えますが、豊田西・岡崎北・岡崎西高校は第一志望落ちがどれだけいるかに左右されるという側面がありますから、実際の倍率は上記の数字よりは若干下がることは確かです。
ただ、何名落ちてくるかは誰もわからないですから想像をしても想像の域を出ません。
さらには、入試初年度であるがゆえに当日何点が目安になるのかもわからないという状況で臨まねばなりません。でもそれは皆さん同条件です。

間違いなく言えることは、
入試でもテストでも、「取れるところで取り切る」これは必要なことです。